マネーキットMoneyKit家計簿の使い方


マネーキットMoneyKit家計簿の使い方

現金取引の扱い方

非標準の費目は自由に追加できる設定だが、これを設定しても一貫した処理体系には組み込まれないようだ。適当に無視されるので厄介。

MoneyKit

費目は仮に<現金>としておく。

(銀行引き出し)

銀行から現金を引き出した場合、銀行口座は支出記録が自動的にとれる。現金はいずれ使い切るものだから全額支出でもいいが、現金で買った支出と重複した記録になってしまうので一定の工夫が必要。

現金引出の費目は<現金>または<その他>にする。

(現金払い)

現金による支払いでものを買ったら、 現金でものを買った記録をつけると、買ったもの・買った店などを記録する。費目は商品などに応じて選択する。⇒極めてノーマルな家計簿。情報の根拠の欄は 空欄になる。情報の根拠はネット経由で自動的に取り込めるものに限定され手書き入力は出来ない。その結果現金取引は空欄になる。

銀行引出との二重支出を回避するために、現金の費目で支出と同額の記録を行なう。サイフから現金を取り出す行為の記録と思えばよい。銀行引出で原資の銀行資産は既に減額されているが、サイフから取り出した時点で復活すると考える。それは支払いで再び失われる。

(現金を受け取る)

お礼とか見舞金とかお手当てとかを現金で受け取ることもある。現金を受け取った記録をつけると、当月の資産に追加される。現金はいずれ金融機関意入るだろうから翌月以降は無視される。費目は<収入>または<現金>を選択することになるが、支出の裏づけ(電子的な記録)が得られないため、現金である間は収入とせず現金の費目を選んだ方が良い。

ATMなどを使って口座に入金した段階で初めて収入として記録すること。

以上を踏まえると月度集計で現金の集計値は、サイフの残高と不明支払い金になる。

費目<その他>は分類がその他と言う本来の用途で使うこと。

(口座間の資産移動)

これはプラス・マイナスの関係になるので合計すればゼロになる。記録漏れのチェック用に<移動>という費目を用意しても良い。結局ゼロになるために管理は不要。移動費目は必ずゼロになっていることを確認するだけでよいだろう。

(電子マネーの扱い)

財布の代わりにICチップにお金が入る。一方向性。これは現金ではない。現金化もできない。現金によるチャージも出来る。ポジション的には現金よりポイントに近いものかもしれない。

電子マネーにチャージした段階で支出とするのは当然だろう。費目は<現金等>が妥当かもしれない。

(電子マネー払い)

主要なものは現金払いと同じく記録をとる。二重支出会費のために、ICチップから電子マネーを取り出す行為を記録する。

(現金チャージの流れ)

コンビニのATMから現金を下ろして電子マネーにチャージしてものを買う流れをシミュレーションしてみる。クレカを使った現金で払ったりして面倒を避けることは出来るがコンビニのポイントを溜めていると割りを遭遇するシーンです。

例えばある日、現金1万円引き出して、其処から5千円チャージして、1千円の買い物をしました。銀行口座は1万円少なくなって、サイフには5千円が残り、電子マネーの残高は4千円、1千円の商品が手元にあります。これを家計簿につけるには?

  1. <日付:○○><内容:ATMxx><金額:-1万円><費目:現金><情報元:xx銀行>
  2. <日付:○○><内容:チャージ><金額:-5千円><費目:現金(電子マネー)><情報元:なし>
  3. <日付:○○><内容:現金調整または調整><金額:+5千円><費目:現金><情報元:なし>
  4. <日付:○○><内容:書籍><金額:-1千円><費目:娯楽教養><情報元:なし> 
  5. <日付:○○><内容:電子マネー調整または調整><金額:*1千円><費目:現金電子マネー><情報元:なし> 
  • 集計:現金-9千円、娯楽教養-1千円。 合計-1万円。
    支出合計1万円で、内訳は現金9千円、教養娯楽1千円となります。
電子マネーは将来的には自動記帳の可能性があるし、現在でもネット又はパソリにより内訳を別表として保管できるので、費目を分けておくのがいいかも知れない。その場合は、
  • 集計:現金-5千円、電子マネー-4千円、娯楽教養-1千円。 合計-1万円。
    支出合計1万円で、内訳は現金5千円、電子マネー4千円、教養娯楽1千円となります。
ここで注意すべきは、<現金>は現金残高でなく現金化した金額のうち使途を特定していないものの合計。また<電子マネー>もチャージ残高ではなく、チャージした金額のうち使途を特定していないものの合計を示すと言うことです。

現金は手入力が多いのでは困るから更なる検討が必要。特に調整用の入力は1日1回に留めるのが妥当だろう。



結論:

費目として<資産移動><現金><電子マネー>を新たに設定する。



ところで、子供のお小遣いや配偶者の小遣いの対する費目は何が適当か。使途内容は様々。お小遣いは多い方が良いに決まっている。無駄遣いともいえるが生きる目的に最も近いともいえる。そのスピリッツを尊重してお小遣いは<娯楽・教養>の費目を当てることにしよう。



(クレジット引き落とし)

もう一つ扱い方を抑えたい支出はクレカの引き落とし。これを単純に支出とすると、エクセルに単純に展開した場合、二重の支出になってしまう。

銀行の引き落としはクレカ会社への支出として記録される。
  1. <日付:○○><内容:クレカxx><金額:-1万円><費目:資産移動><情報元:xx銀行>
  2. <日付:○○><内容:調整-クレカxx><金額:+1万円><費目:資産移動><情報元:なし>
  • 集計 資産移動0円。銀行資産が1万円減り、クレカによる1万円の支払いが残る・

取り敢えずは、この発想でいけるでしょう。



この調整入力は、資産管理に適したソフトを使う場合は、クレカとか現金も資産の一環として処理できるので、手作業も必要ないだろう。まあ五十歩百歩の世界ではありますが。

使用するソフトやサービスのバージョンアップによっては修正を迫られる可能性はありそうだ。

人気の投稿:1 Month

人気の投稿:1 Year

人気の投稿