考えてみれば、ソフトバンクもヤフーも、そもそもIT企業ではなかった。情報セキュリティは見よう見まねは出来るが、体質化はしていなかった。外部のベンダーに一切をやらせてITサービス、ITサポートが何であるかが分かってやっているスタッフは少ないのではないか。管理のいい加減さが、外部とのやり取りの接点で露呈してしまうが、そのリカバリーも打てないのだ。

孫正義。彼の名前を出すのは一見不適当だが、経営トップにいるのだから結局は孫正義が作り上げた体質とも言える。

攻めは強いが守りは弱い。品質コストを過小評価しているのだろう。

日本のリーダーの一人の筈だったが、彼が手抜きした実態をこの目で見ると過大評価だったかもしれない。