MoneyLook ポートフォリオ

MoneyLook ポートフォリオに試しにデータを入れてみる。一見、素直に表示された。削除して再登録とかインポートとかやってみる。途端におかしくなる。銘柄名がNOTFOUになって処理不能。一度、全てを削除して再起動させても結果は同じ。NOTFOUのオンパレード。_NOTFOUは"Not Found"のことだが、自分で検索して登録しているのにノットファウンドは無いでしょう。

勿論、ヘルプにもFAQにも何も記載なし。まだまだ作りかけのソフトであることがよく分かる。

MoneyLookは改善課題が多い。

MSNマネー

Microsoft Moneyのアグリゲーションとは同じか別物かよく分からないが、MSNマネーにもアグリゲーションサービスがある。こちらはフリーで、特徴はMicrosoft Moneyへのデータの取り込みが可能なこと。

  1. Money 電子明細 対応金融機関
  2. MSN マネー残高照会サービス 対応金融機関

この2つはどう違うのだろう。

一旦、MSNマネーのサイトに入って、そこから書く金融機関に入って、ダウンロードを指示すれば、MSマネーに取り込めるのが、2)MSNマネー版。

MSマネーを起動させるだけで、MSNマネーのサイトに行かないでも、各金融機関のデータを取り込めるのが、1)Money電子明細。

と言うことか。手間が簡単な1)は期限が最長2年だけとMSらしくみみっちい。

Microsoft Money

個人の資産管理に使えるソフトとしてリリースされてからもう10年くらいになるのではないかな。

機能の改善が頭打ちになっていて、新しいバージョンを購入する意味がなくなってきた。Microsoft officeと似たような状況だ。価格が結構高いまま下げてこないのもオフィスと同じ。

意味が残るとしたら、アグリゲーションサービスになるが、その為に毎年1万円以上も払うのはどうかと思う。キャッシュバックがあっても少ない。資産管理といっても結構中途半端でメニュー項目は豊富でも使い物にならなければね。

マネールックは無料のアグリゲーションサービスだから論外。

MSマネーはパッケージ代を払って、アグリゲーションサービス代を払ってと、何十にも費用を負担させられている。特に、毎年定期的に購入している人には、会費みたいなもの。

マネールックと連携する個人資産管理ソフト(有償であっても)が出てきたら、あっという間にMSマネーはポジションを失うと思うね。

MoneyLookのセキュリティ

認証情報の保管先がサーバー型、センター型でないことを売りにしている。

少し発想が貧弱だ。自分たちには直接的な責任が生じないことを主張しているだけだ。

ローカルに認証情報を置いていても、流出漏洩の危険は残る。センター一括でないから運営元には安心できるが、逆に言えば、個別のセキュリティ事故は頻繁に発生することになりかねない。その時の免責を主張しているに過ぎない。

ローカル環境で安全安心を確保するには、適度な注意喚起、適切な作りこみは欠かせない。バックアップファイルの管理に対しても言うべきことがあるはず。

事例の公表はされていない。事例がないのか、意図的に隠蔽しているのか分からない。

デファクトに近づくにつれて責任も大きなものになってくる。

グーグルの影

2008年半ばの今日現在、以下の言葉で検索してみた。グーグルの影はまだ見えていないようだ。Gmoneyは別会社が名前を使っているので実現は難しいかも。




こちらはサービスを既に始めた。正式なものか、ベータテスト段階かは分からない。日本版はまだのようだ。

MoneyLookの開発者

MoneyLookは「SBIホールディングス」が開発責任者。

ソフトバンクから離れて独自の経営を始めた。しかし、技術陣は多分独自でなく相互交流を続けているだろう。ヤフー!も同じような関係ではないか。グーグルが手薄な領域でデファクトを確立できれば巻き返しの拠点に出来る可能性もある。

開発陣のデザインセンスが問題になる。例えば、ヤフー検索とグーグル検索を見比べてみて、何が足りないか理解できているか。

MoneyLookの開発主体者の意図を更に明確にしないと今後は難しい。誰のどんな声を聞くべきか。それを間違えると、自分で転ぶことになる。グーグルは苦労しないでその座を奪うことが出来る。今の作りを見ていて、嫌な予感がする。昔、札幌のとあるサイトで似たような作りを見た。問い合わせたら、お客は実は利用者でないことが分かった。本末転倒を地で行っていた訳だ。そのサイトは閉鎖はされないが業者がチェックするだけで閑古鳥がないているのは当然だろう。

MoneyLookを検索

MoneyLookで検索したらビックリ!

やたらとあちこちのブログがヒットする。SEO対策をやったみたいですね。となると、記事内容も眉唾。どうしてもヨイショ記事が多くなる。やはり自分で確かめたものが一番だね。

検索結果(Google)
検索結果(Yahoo)

SEO対策をやらなくてもモノが良ければヒットするのが多いのは当たり前だけれど。提携先が増えればそれだけヒットする箇所も増えるし。

ビリング

管理項目のカテゴリーの一つとして「ビリング」と言うのがある。普段使う用語でないため、意味が分からない。ヘルプを見るとそもそもビリングの言葉がない。

実際に使うと、ビリングは公共料金などの請求の管理。支払いに関するオンライン情報サービスの部分を取り込んでくれる。

MoneyLook3のアフィリエート

MoneyLook3 with Yahoo! JAPAN

マネールック3はアフィリエートもやっている。一気にシェアを確保することを目論んでいるのだろう。風が吹いているのだ。

MoneyLook3の必然性

ソフトウエアが使い物になるには、バージョンがメージャーリリース3回、更にマイナーリリース1回が欠かせない。マネールックは丁度バージョン3.1に近いところに来ていると考えてよいでしょう。

開発人も方向性について確信を持ち始めたのではあるまいか。

GoogleMoney

「Google Finance」も「Google Money」もまだ聞いたことはない。米国では近いものがリリースされているかもしれないが、日本には未だ何もないと思う。

でも、ネットサービスの一環としてやらざるを得ないはず。内作か買収か、方法は別としてグーグルのサービスに入ってくることは間違いない。先にヤフー!が無償サービスとして仕掛けているので、グーグルからも無料サービスの一環として出てくるでしょう。

MoneyLookの発見

3日前にMoneyLookをインストールした訳だが、きっかけは何だったろうか。新聞か雑誌の記事に出ていたのだろう。もしくは誰かのブログで目に入ったか。

利用している金融機関に自動ログインして取引情報を一括収集するのは、今までにもあった。マイクロソフトマネー、野村證券あたりが先行組みか。後からいろいろ出ているようだ。しかし、利用する気にはなれなかった。

理由は、一つは信頼性。本質的にかなり危ない仕掛けだから、実績が出るまでは近づけない。もう一つはカバレッジ。中途半端な取り組みに感じられたこと。手作業が相当残るのなら躊躇する。

マネールックが素晴らしいのか、適当なタイミングだったのか。この手のサービスの社会的認知が高まったこともある。

これから、マネールックを使い込んでいくことになるが、気付いたことなどをメモしていく。新たにマネールックを使い始める人にとっても参考になれば良い。

・資産ごとにぶつ切りの管理から串刺し管理。
・クレジット、電子マネー、ポイントまで領域に入れた。
・各機関、組織への対応のスピードが速い。

これらは「本気」を伺わせる。そして何より、フリーサービス、ヤフー、SBIの後ろ盾からくる安心感が使う気にさせる。

家計簿ソフトを探していたのだが、先にマネールックを発見してしまったという訳だ。



Softbankグループが提供する"MoneyLook"は出色のフリーソフト。更に改善のスピードを上げている。"Google Money"が世に出るチャンスはあるのか。老舗の"Microsoft Money"は沈むのか。(2008/06) ⇒ 今、マネールックの運用は別法人へ。ソフトバンク、ヤフージャパン、SBI証券の関係もすっきりしない。ソフトバンクのサポート部門は情報事故を闇に葬ることも分かった。マネールックを使い続けることはリスクそのものと判断した方が賢明!?(2012/07)

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